2009年08月04日

『素数たちの孤独』

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)
『素数たちの孤独』
パオロ・ジョルダーノ (著)

先週末から読み始めた1冊。
タイトルもいいですよね~。

トリノ生まれの若き物理学者が作者です。

現在、トリノ大学大学院の博士課程に在籍中ですが、08年にこのデビュー作(!)で、イタリア最高峰の「ストレーガ賞」を史上最年少で受賞しています。同賞はあのウンベルト・エーコも受賞している権威ある賞です。

ようやく日本語の翻訳本が出たところです。

まだ5、60ページしか読んでいませんが、昔々に読んだ日本の小説『永遠の仔』に漂う雰囲気を思い出しました。←ストーリーや設定はまったく違いますが。

うーん、サマーリーディングには少し重すぎたかな?(笑)。

でも人口6000万人弱のイタリアで120万部以上売れた異例の本ということで、かなり期待して読み進めたいと思います。

関係ないけれど、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』や『フーコーの振り子』も読み返したくなってきました。
posted by はるちー備忘録 at 00:35| Comment(9) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「永遠の仔」もエーコの2冊も読んだことがあるので、なんとなーく、あのズッシリ感が分かるような気がします。数学っぽい話かと思いましたが、アマゾンを見ると全然違うみたいですね~。面白そうです。
Posted by ミホ at 2009年08月04日 11:46
初めまして♪本のタイトルに誘われてお邪魔しました。
面白そうな本ですね。
Posted by thisisajin at 2009年08月04日 13:26
若い作者なんですね。「永遠の仔」は未読ですが、エーコはかなり好きな方なので、ちょっと期待してしまいます。
Posted by chicory at 2009年08月05日 00:29
>ミホさま
この作家もエーコもイタリア北部の出身なんですよね~。こういう作家が生まれる土壌なんでしょうかね。そうそう、タイトルから数学っぽい話かなと思ってしまうんですが、冒頭から「これ、どういう話の展開になるんだろう……」的な内容です。続きを読むのは週末かなー。
Posted by はるちー at 2009年08月06日 00:19
>thisisajinさま
こんにちは。はじめまして!ようこそです。
この本、タイトルだけで買ってしまう人も多いかもしれませんね。まだ最初のほうしか読んでいないので、話の展開が見えませんが、面白そうな内容です。
Posted by はるちー at 2009年08月06日 00:22
>chicoryさま
この作者、26歳でこの賞を受賞したらしいです。
読んだのはまだ最初の数十ページなので、
この先読み進めるのが楽しみです。
エーコは少し難しい部分もありますが(笑)、いいですよね~。
Posted by はるちー at 2009年08月06日 00:30
ステキな本でしたね。2週間ほど前に読了していたのですが、なかなかレビューを書くのが難しくて。
なんていうかかなり堪える小説でした。
でもデビュー作でベストセラーってすごいですよね。
トラックバック送らせていただきました。そちらからも送ってくださいね。
Posted by がっちゃん at 2009年08月27日 01:41
>がっちゃんさま
こんにちは。はじめまして。
ラストを読み終わって数日たってから余計にタイトルの意味などがじわりときた1冊です。あー、どうしてこういうすれ違いになるのか、と思ってしまいますが、その距離感が双子素数そっくりで……ストーリーの続きを読みたい!と思いました。
トラックバックありがとうございます。私も後ほどトラックバックさせていただきますね。
Posted by はるちー at 2009年08月28日 06:49
>がっちゃんさま
すみません、がっちゃんさんからのトラックバック、届いていませんでした。もしよろしければ、また後日にでもトラックバックを再送していただければ幸いです。
Posted by はるちー at 2009年08月28日 07:22
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