2006年09月30日

さようなら、YS-11

本日30日、唯一の国産旅客機「YS-11」がついに日本の空から退役します。

この機体は「JA8717」。
世界で最も長く飛んだと言われる飛行機です。

総飛行時間は約7万1220時間、フライトサイクルは7万2359回(かな?)。
初飛行は1969年。私が生まれる前から飛んでいたYS-11です。
一足早く、今月中旬に退役。お疲れさまでした。

新幹線0系に似ている愛くるしい表情。
プロペラの直径は機体の胴体の直径よりも大きい。
1200mの短い滑走路で飛び立てるように設計。


手前にあるのはバッテリー・カー。エンジンを始動させる電源です。

YS-11、きょう沖永良部―鹿児島でラストフライト。
ラストフライトを務める64歳の機長も今年で引退だそうです。
日本の空は寂しくなりますね。
お疲れさまでした。本日、晴れますように。

posted by はるちー備忘録 at 02:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 飛行機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とってもいい写真ありがとうございます。はるちーさんご存知かわかりませんが、YS11の後に当時の運輸省が主導でジェットの国産化YXX計画なるもの存在しました。

何回か計画が変更されそのうち頓挫してしまいました。今度も60人程度のジェットの国産化計画がもちあがっておりますが、充分ウオッチしていきましょうね。
Posted by ラカーザ at 2006年10月01日 11:01
>ラカーザさま
こんにちは。はじめまして。
写真を褒めていただいて恐縮しております。空もとても美しかったので写真に収めてみました。お客を乗せての最後のフライトを前にたたずむJA8717の姿です。
国産化計画はぜひとも成功させてほしいですよね。182機で製造を中止したYS-11の反省から「売れなければいけない」という大前提もあり、決して簡単なことではありませんが……。技術の継承はとても大事なことだと思います。
Posted by はるちー at 2006年10月02日 01:11
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